本日は皆様におかれましては、ご多用の中ご来会を賜りまして、誠に有り難うございました。この度は、和泉式部にまつわる京都の名刹誓願寺を題材にした「誓願寺」を演能致します。
一遍上人は、伊予の国河野家の名将・河野通廣(かわのみちひろ)の次男とあります。奇しくも私の祖先と同郷で、しかも河野家と縁続きでありますことに、縁の深さを感じております。上人は熊野本宮で、長頭巾を付けた白髪の山伏(西方浄土の教主)から四句の偈をウ借り授かり、その頭の部分を連ねた「六十萬人」決定往生の札を広められました。数年前、この誓願寺で、現宗家・永謹先生と誓願寺の謡を奉納させて頂き、その折の記念の額が堂内に掛け置かれています事も真に有難いご縁と存じております。
竜成・徳成の二人には、富士の御狩で有名な曽我兄弟の能「小袖曽我」を勤めさせます。実の兄弟が、日常をかけ離れてどの様な舞台を見せてくれますか、少々不安ながらも楽しみにしております。
皆様どうぞ今後も宜しくご支援賜りますようお願い申し上げます。
宇高通成
第九回 宇高青巌能之会
平成20年9月14日(日)午後一時半始
於 金剛能楽堂
能楽:小袖曽我 (宇高竜成・宇高徳成)
休憩
狂言:口真似
能楽:誓願寺 (宇高通成)
入場料/前売券:\5,000 当日券:\6,000 学生券:\2,500 (自由席)
